中国からせっかく作った自社中国語サイトにアクセスできない。
中国から日本のサーバーへのアクセススピードが恐ろしく遅い。
コロナ禍で、中国進出を検討していらっしゃるお客様が急増しています。中国語Webサイトをお持ちのお客様も多いですが、中国でビジネスするのに基礎が抑えられていないケースが散見されます。そのため、お問い合わせ前に無料のサイト診断をオススメしています。
・ドメイン
・中国国内サーバー
・中国法人の営業許可証コピー
・サイト管理者の身分証明書コピー
・サイト管理者の証明写真
・サイト管理者の誓約書
・サイト管理者の中国携帯電話番号
A. それは主に、中国独自のインターネット検閲システム「金盾(グレートファイアウォール、GFW)」と、日本と中国との間の「物理的な距離」という二つの大きな壁が原因です。
まず「金盾」は、中国政府が国内のインターネット通信を監視・規制するための巨大なフィルターシステムです。政府方針にそぐわないと判断された海外のサービス(Google、Facebook、YouTubeなど)へのアクセスを根本的に遮断しています。お客様のサイトに直接的な問題がなくても、同じサーバーを利用している他のサイトが原因で、サーバーごとブロックされる「巻き添え遮断」のリスクが常に存在します。
次に「物理的な距離」も深刻です。日本と中国では海底ケーブルを経由して通信しますが、距離が遠ければ遠いほどデータのやり取りに時間がかかります。さらに、その通信がすべて金盾の検閲を通過するため、さらなる遅延が発生します。結果として、中国からのサイト表示は恐ろしく遅くなり、ユーザーは読み込みが終わる前に離脱してしまいます。これらの問題を解決するために、中国国内サーバーや香港サーバーの利用が有効な手段となります。
A. ICP登録とは、中国の法律に基づき、中国国内でウェブサイトを公開するすべてのサイト運営者に義務付けられている「行政への審査登録制度」です。正式には「ICP网站备案」と言い、中国のインターネットが政府の厳格な管理下にあることを象エン徴する制度とお考えください。
この制度の目的は、サイト運営者の身元を明確にし、問題が発生した際に責任の所在を明らかにするためのものです。そのため、営利目的のサイトか非営利目的のサイトかを問わず、中国本土のサーバーを利用してサイトを公開するには、このICP登録が絶対的な必須条件となります。
逆に言えば、ICP登録を完了しているサイトは「中国政府から承認を受けた、身元が確かなサイト」であるという証明にもなります。手続きは非常に煩雑ですが、中国市場での信頼性を獲得し、安定したサイト表示を実現するためには避けて通れないプロセスです。
A. ICP登録の申請には、単なる書類提出以上の、中国に根差した物理的なリソースと人的な要件が求められます。主な必要事項は以下の通りです。
中国国内の法人: 申請の主体となる、中国で登記された法人の営業許可証が必要です。個人での申請はできません。
中国国内のサーバー: ICP登録は、中国国内のIPアドレスを持つサーバーと紐づけて申請します。
中国で取得・管理されたドメイン: ドメインの登録情報(Whois情報)が中国語で公開されている必要があります。日本のドメイン管理会社では対応が難しく、中国のドメイン管理会社への移管が必要になるケースがほとんどです。
サイト管理者(個人): 法人としての申請であっても、責任者として実在の個人を割り当てる必要があります。この管理者には、当局からの電話確認に対応できる中国語能力や、サイト内容を説明できる知識が求められます。
管理者の個人情報: 身分証明書、証明写真、そして中国国内で契約した携帯電話番号が必須となります。
これらの要件からも分かる通り、中国に事業基盤がない企業が独力でICP登録を完了させるのは、極めてハードルが高いのが実情です。
A. はい、非常に有効な代替案があります。それが「香港サーバー」の利用です。
中国法人をお持ちでない場合、現在の規制ではICP登録を行うことは事実上不可能です。しかし、ご安心ください。香港は中国の一部でありながら「一国二制度」が適用される特別行政区であり、インターネットに関する法制度が中国本土とは異なります。
そのため、香港サーバーを利用する場合、この複雑で時間のかかるICP登録が一切不要になります。日本のサーバーと同じような感覚で契約し、すぐに中国向けのウェブサイトを公開することが可能です。
さらに、香港は地理的に中国本土と非常に近く、主要な通信網と直接接続されているため、日本のサーバーに比べて圧倒的に高速なサイト表示を実現できます。ICP登録のコストと手間をかけずに、「中国でのサイト表示を高速化・安定化させたい」というニーズに対する、最も現実的で費用対効果の高いソリューションが香港サーバーなのです。
A. おっしゃる通り、中国の政府機関である工信部へICP登録を申請する際の手数料自体は、基本的に無料です。しかし、代行業者が手数料をいただくのには明確な理由があります。それは、申請プロセスが「素人には極めて面倒で、専門的な知識と経験が不可欠」だからです。
具体的には、以下のような煩雑な作業をすべて代行します。
膨大な申請資料の準備と中国語での作成
中国のドメイン管理会社への移管手続きサポート
サーバーとドメイン、法人情報との正確な紐付け作業
申請システムへの中国語での情報入力
申請後の中国当局との中国語での質疑応答や修正対応
サイト管理者への電話確認に対する事前打ち合わせとサポート
これらのプロセスでは、頻繁に変わる規則への対応や、担当官とのコミュニケーションなど、過去の事例やノウハウがなければ乗り越えられない壁が数多く存在します。私たちがいただく手数料は、これらの煩雑な作業をすべて肩代わりし、お客様をストレスから解放し、確実かつ最短でICPライセンスを取得するための「専門サービス料」とお考えいただければ幸いです。
A. いいえ、それは誤解です。ICP登録がなくてもBaiduにインデックスされ、検索結果に表示されることは可能です。ページ内でも紹介されている通り、日本の映画『君の名は。』の公式サイト(日本語、ICP登録なし)がBaiduで上位表示された実績もあります。
Baiduの検索エンジンは、ICP登録の有無をインデックスの絶対条件にはしていません。しかし、だからといってICP登録や中国サーバーが不要というわけではありません。Baiduのランキングアルゴリズムは「サイトの表示速度」を極めて重視します。日本のサーバーにあるサイトは表示が遅いため、Baiduからの評価が著しく低くなり、結果的に上位表示が非常に困難になります。
結論として、「インデックスされるか?」という問いの答えはYESですが、「ビジネスとして成果を出すために上位表示を狙えるか?」という問いの答えはNOに近いです。Baidu SEOを本格的に考えるなら、ICP登録済みの中国サーバー、あるいは次善の策として高速な香港サーバーが不可欠となります。
A. 可能です。ただし、これらの業種は特に規制が厳しく、通常のICP登録(ICP備案)に加えて、さらに上位の許可や厳しい条件が課せられます。
ECサイト(営利サイト):
オンライン決済機能を持つサイトは「経営性ICP許可」という、より取得難易度の高いライセンスが必要です。原則として「100%中国資本の法人」であることや、「資本金2000万円以上」といった非常に高いハードルがあります。国際的な有名ブランドや政府との強い繋がりがない限り、外資系企業が単独で取得するのは極めて困難です。
医療サイト:
近年、特に審査が厳格化している分野です。中国国内に医療法人を設立していることが大前提となり、サイトに掲載する情報にも厳しいチェックが入ります。一時的に審査を通過しても、定期的な監査で取り消されるリスクも高いのが実情です。
これらの業種で中国向けウェブサイトの展開をお考えの場合は、サーバー選定の前に、まず事業計画や法規制の専門家にご相談いただくことを強くお勧めします。
A. はい、残念ながら取り消される事例は発生しています。ICP登録は一度取得すれば永続的に有効というわけではなく、定期・不定期の監査によって常に監視されています。
取り消しの主な原因としては、以下のようなケースが報告されています。
登録情報と実態の相違: 登録しているサイト管理者や連絡先が変更されたにもかかわらず、更新手続きを怠った場合。
不適切なコンテンツの掲載: 申請時には問題なかったサイトでも、更新の過程で政府が不適切と見なすキーワード(例:「国字号」の不適切な使用など)が追加された場合。
法律・規制の変更: 以前は許可されていた条件が、法改正によって認められなくなった場合(例:中国法人のない企業の登録取り消しなど)。
指摘を受けた場合は迅速な改善が求められ、対応が遅れればライセンスは失効します。このようなリスクを回避するためにも、中国のインターネット規制に精通した専門家による継続的なサポートが重要になります。
A. サイト管理者は、ICP登録において非常に重要な役割を担います。単なる名義貸しではなく、「中国語で流暢に会話し、当局からの電話確認に責任をもって対応できる人物」である必要があります。
以前は日本人駐在員などでも登録が可能でしたが、近年は規則が頻繁に変わるため、中国人スタッフをサイト管理者に立てる方が圧倒的に確実で望ましいです。
当局からの電話では、主に以下のような内容を確認されます。
本人が申請したサイトの管理者であるかの確認
サイトの事業内容や公開している情報についての説明
サイト運営に関する責任の所在の確認
これらの質問に淀みなく、中国語で的確に答えられなければ、申請が却下されたり、保留になったりする可能性があります。信頼できる中国人スタッフをアサインするか、それが難しい場合は、サイト管理者の役割まで含めてサポートできる代行サービスを検討することが成功の鍵となります。